矯正歯科
矯正歯科治療のメリット
当院の矯正治療は、「噛み合わせ」と「見た目」の改善を目指すべく治療を行っています。
実は見た目の悪さ以上に、噛み合わせが健康に悪影響を与えていることがあります。噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病の原因になりますし、発音が悪くなったり、きちんと噛んで食べていないため胃が悪くなったりします。全身の健康のためにも矯正は大きなメリットがあるのです。
治療については未就学のお子さまから小学生、中学生、高校生、それから成人の矯正と、状態に応じた提案を行っています。もちろんご希望を踏まえた上でのご提案を行っておりますので、遠慮なくお伝えください。
未就学のお子様の矯正
日本人は下顎が出やすいアジア人種です。そのため乳歯の時から噛み合わせが逆だったり、顎が出てしまうお子様がいます。また今はすきっ歯という言葉を聞かないくらい、乳歯の時の歯並びがきれいなお子様がたくさんいます。でも残念ながら乳歯の時にすきっ歯であるのが本来の形で、その隙間を利用して大人の歯に生え替わった時にきれいに並ぶのです。
取り外しの装置など早期治療で治ることがあります。お早めにご相談ください。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)とは
下顎が出やすい日本人のお子様のための取り外しの装置です。既製品のため型取りの必要がなく、負担はありません。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド) | 33,000円(税込) |
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小学生から中学生のお子様の矯正
- 歯並びが少し気になるけどどの程度悪いのかしら?
- 何歳頃行けばいいのかしら?
- 治してあげたいけどどうすれば?
上記のようにお悩みのお母様方がたくさんいらっしゃいます。
私自身も娘の矯正治療をしましたので気持ちはよく分かります。まずは一度いらしてください。
夜だけ使う装置、取り外しの装置、部分的な矯正の装置で治る場合があります。小学生から中学生は成長が著しく、生え替わりが大きく個人差があります。お子様に最適な時期の治療をお勧めします。
取り外しの装置 | 55,000円(税込)~ |
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部分的な矯正 | 110,000円(税込)~ |
高校生から大人の方の矯正
- 「裏側矯正」や「インビザライン」などの目立たない歯列矯正や、白い装置と白いワイヤーを標準使用する「表側矯正」で、治療中もナチュラルな笑顔でいられる
- 表から見えづらい歯の裏側に付ける舌側矯正(裏側矯正)装置
- ブラケットやワイヤーを使用せず、取り外し可能な透明の薄いマウスピース型の装置
マウスピース型矯正装置による治療とは
マウスピース型矯正装置による治療は、ご自身で取り外し可能な透明に近いマウスピース型の矯正装置「アライナー」を歯に装着して歯並びを矯正する矯正方法です。
一人ひとりの歯に合わせて作製する矯正装置を装着し、治療の段階に合わせて新しい装置に交換しながら徐々に歯を動かし、歯並びを整えます。
当院で取り扱っているマウスピース型矯正歯科装置
①マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)
インビザラインは、米国「アライン・テクノロジー社」が作製しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置です。米アライン社のデジダル技術と多くの臨床データや特許を駆使した工場で、正確で再現性の高いマウスピースを製造しています。
1999年に「インビザライン・システム」から提供を開始し、2019年6月現在、世界100ヶ国以上の国々で700万人以上の方が、インビザラインで矯正治療をしています。
日本は2006年より正式導入しました。(http://www.invisalign.co.jp/)
②マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)
アソアライナーは、国内の矯正専門ラボが提供する日本製のマウスピース型矯正装置で、コンピュータで歯の移動量を測定・解析してマウスピースを製作します。1ヶ月に一度ほどの間隔でお口の型を採取しその都度マウスピースを製作します。
厚みが違う3種類(ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mm)のマウスピースで矯正力をコントロールするので疼痛を軽減できます。(https://www.asointer.co.jp/products/dol.html)
矯正治療は色々な方法や装置があります。期間や料金が異なりますので、その方に合った治療方法を提案します。
矯正
目立ちにくいセラミックなどのブラケット装置と白くコーティングしたワイヤー | 880,000円(税込)~ |
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歯の裏に付ける装置 カスタムメイド舌側装置(インコグニト) | 1,320,000円(税込)~ |
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置(クリアライナー、アソアライナー) | 38,500円(税込)~ 176,000円(税込) |
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マウスピース型矯正装置(インビザライン) | 253,000円(税込)~ 990,000円(税込) |
※カスタムメイド矯正装置完成物は完成物薬機法対象外(薬機法未承認)の矯正歯科装置(医薬品)であり、承認医薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
歯並び、矯正だけを行う歯科医院ではありませんが、矯正専用のレントゲンを設備しています。当院ですぐに精密検査を受けることができます。
矯正治療前や途中での虫歯の治療、クリーニングもいつでも行えます。検査や治療のために他の病院へ通ったり、途中で装置を外す必要がありません。
治療の流れ
【1回目】相談
歯並びのどこが気になるのか、どこを治したいのか、どうやって治したいのか、歯並びについてご相談に応じます。当院の日本矯正歯科学会認定医が対応いたします。数多くの症例をこなした専門医ならではの様々な治療方法をご提案します。
【2回目】検査
頭蓋骨のレントゲン、顎を含めた歯並びのレントゲン、歯の型取り、写真等を採ります。
38,500(税込)
【3回目】検査結果の説明
検査の結果を数値化し、日本人の平均値と照らし合わせて治療方針を決定します。矯正の様々な治療方法はもちろん矯正以外の治療との組み合わせ等、1番適した治療方法を一緒に考えます。
【4回目】矯正スタート
矯正をご希望の場合、歯のクリーニング、(虫歯があれば)治療をしてから矯正治療を開始します。矯正を希望されなければ終了になります。
動画で見る矯正歯科
お子さんの歯並びについての動画です。
矯正についての動画です。
歯並びを直す方法についての動画です。
マウスピース型矯正装置のメリット・デメリット
マウスピース型矯正装置のメリット
- 装置を外した状態で食事をとれる
- ブラケットより薄いため違和感が少ない
- 目立たない
- 虫歯や歯周病になりにくい
マウスピース型矯正装置のデメリット
- 装置を1日20時以上装着しないと治療がうまく進まない
- 噛む面を装置が覆うため、顎の位置が変化する可能性がある
- 装置の着脱にどれだけ力がかかるか研究されていないため、歯にどの程度負担がかかるかわからない
- 装置を十分に使用できず予想通りに歯が動かないときは、装置を全て再製作する必要がある
インビザライン
未承認医療機器の使用について
●未承認医薬品等の使用・国内の承認医薬品等の有無について
(未承認医薬品等の使用)
当院で使用していますマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、日本国薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であり、日本国歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。そのため、万が一海外カスタムメイド矯正装置使用中に違和感等ございましたら、すぐに当院までご連絡をお願いします。
装置は、日本で歯科医師・歯科技工士が製作するのではなく、海外の工場でロボットにより製作されます。カスタムメイドの矯正装置であり、既製品ではないため(市場流通性がありません)、薬機法の対象となりません。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。その点ご了承ください。
(国内の承認医薬品等の有無)
マウスピース型カスタムメイド矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。インビザライン®以外に、日本国で承認を得ている矯正装置を用いた治療法が存在します。
※上記の趣旨をご承知の上、使用を希望される場合には同意書の記載が必要となります。
●入手経路について
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン®を用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。
●諸外国における安全性等の情報
インビザライン®は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていて、これまでに治療を受けた患者さんは、世界で520万人(2018年1月時点)に上りますが、重大な副作用の報告はありません。ご不明点等ございましたら一度ご相談ください。
未承認医薬品であることの明示
① 未承認医薬品であることの明示
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(Incognito)は、薬機法上の承認を得ていません。
② 入手経路等の明示
ドイツにて作製される矯正装置で、3M社から入手しています。
③ 国内の承認薬品等の有無の明示
国内において、薬事承認されている類似の矯正装置はありません。日本で医療機器としての矯正装置と認められるものは、次の2点を満たしたものです。
- 薬事承認されている材料を使用していること
- 既製品の場合は、その装置が薬事承認されていること
※日本の国家試験に合格した歯科医師もしくは歯科技工士が製作した矯正装置の場合は、医療機器ではなく「歯科技工物」に該当します。
④ 諸外国における安全性等に係る情報の明示
世界の90か国以上で採用され、ヨーロッパでのシェアは60%以上です。(2019年時点)
これらの国において、重篤な副作用の報告はありません。日本においては、薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。